カルビー
の
常温宅配食サービス
がおいしくて便利!
開発担当者が
全国
から
集めたメニュー
と
こだわり
がすごい

仕事や子育てに追われる日々で、「宅配食」が気になるけれど、サービスがありすぎて選びきれない。
そんな人も多い中で去年7月、カルビー株式会社が「OMA MESI(おまめし)」というパーソナライズ宅配食サービスを始めた。
ユーザーに寄り添い、常温保存が可能なため、評判も良いという。 どんな商品が届いているのだろうか。 編集部のスタッフが実際に体験。
そして、
なぜカルビーが「宅配食」を始めたのか、担当者に聞いた。
OMA MESIとは?
OMA MESIは、冷凍が主流の宅配食では珍しく、 常温保存のメニューだ。
サイトに並ぶ全43種(2024年2月末時点)の主菜・副菜・スープ・主食から、1箱12品を1品1品選んでいく。
これらはすべてカルビーが全国から選りすぐったメニューだという。
注文にあたっては、自分のカラダの情報や食生活などに関する質問に答えていくと、自分に合った栄養バランスを考えたメニューを提案してくれる。

OMA MESIの商品選択画面
もちろん、好みに応じてカスタマイズも可能だ。
原材料や栄養素、カロリーも明記されているため、アレルギーがある人や食事をコントロールしている人も選びやすい。
注文は、定期購入(1回5832円+送料)の場合、配送サイクルは2・3・4週間から選べ、スキップや停止もマイページ内で可能。
12品を注文したら、届くのを待つだけ。

箱もシンプルでかわいい
このOMA MESIは常温保存なので置き配も可能。
急いで冷凍庫や冷蔵庫を整理しなくていい点もストレスフリーだ。
レトルトの常識をくつがえすハイレベルな味
編集部のスタッフは以下の12品を注文。
実際に食べてみると、どれもレトルトとは思えないおいしさだった。
レトルトは味が濃く、具材はくたくたになっているイメージがあるが、OMA MESIのメニューはどれも絶妙な味付けで肉・魚・野菜の味と食感がしっかり生きている。
「煮込みハンバーグ トマトソース」のお肉はふんわりしていてジューシー。 ほどよい酸味と塩分のトマトソースがご飯にもパンにも相性抜群。パスタにあえてもおいしそうだ。

煮込みハンバーグ トマトソース
翌日は和食な気分だったので、「さばの塩焼き」と「ごろっと野菜の塩こうじ煮」をチョイス。
さばの塩焼きはほどよい塩加減と脂ののり方が絶妙。
ごろっと野菜の塩こうじ煮は野菜がたっぷりだった。

ごろっと野菜の塩こうじ煮
テレワークのランチには、「バターチキン風帆立カレー」と「じゃがいもの冷製スープ」を。

バターチキン風帆立カレー
そのまま食べるだけではなく、アレンジも楽しめた。
「牛すじユッケジャン」には中華麺を入れてユッケジャンラーメンに。
「国産いわし こだわりの金ごまダレ」は、熱々のご飯にのっけて青ネギを散らして、いわしの金ごま丼に。
「ひよこ豆入りタンドリーチキン」は、サラダにトッピングして“パワーサラダ”にバージョンアップ。
他にもいろいろと考えられそうだ。

アレンジメニュー いわし金ごま丼
おいしさ以外にも、パウチのままレンチンか、湯せんで3分程度でできあがるものが多く、調理がとても楽。
一品ずつに分かれているため、お腹の具合や冷蔵庫のストックに合わせて選ぶことができることも、他の宅配食にはないメリットだと感じた。
担当者が「おいしい」と感じたものだけを選りすぐり
そんなOMA MESIのラインナップを揃えたのは、開発担当の藤井麻季さんと田口夏菜さんだ。
商品を選ぶ際は3つの段階を経るが、まずは、藤井さん・田口さんが食べてみて、「おいしい」と感じることが条件だという。

OMA MESI 開発担当
藤井麻季さん(左)と田口夏菜さん(右)
「実は、素材の味を活かして、おいしく、常温保存で賞味期限が長いという、私たちが求める条件の商品はなかなかないのです」
こう話すのは、OMA MESIを立案した藤井さん。
常温保存のレトルトのレシピは、加圧・加熱殺菌という加工工程が必要だ。
この際、加圧・加熱殺菌の時間を長くすればその分賞味期限が延びるが、その分おいしさを維持することが難しいという。
藤井さんと田口さんは、OMA MESIにふさわしい商品を日々探しては食べ続けている。
「おいしい」と思うものがあれば、賞味期限や成分表示を確認し、原材料や添加物、カロリーやたんぱく質・脂質などをチェック。

カルビー株式会社
食と健康事業推進部 事業推進課 藤井麻季さん
「すごくおいしいと思っても、賞味期限が短かったり脂質が多すぎたりと、コンセプトに合致せずに泣く泣く採用ができなかった商品もたくさんありました」と藤井さん。
掲げるコンセプトは“健やかなくらしをおまもりする飯”。
構想から3年かけてじっくりと開発してきただけに、ふさわしい商品を選ぶことにも慎重だ。
条件をクリアした商品は、製造元を調べてアタック。
宮城の三陸から長崎の五島列島まで足を運んで、
カルビーの企業理念やOMA MESIのコンセプトを説明。それらに共感してくれたら、晴れてパートナー企業になってもらうという。
最後に待っているのがカルビーの品質保証部門のチェックだ。
OMA MESIのために作成したチェック項目は、原材料、製造工程、パッケージチェックなど100項目以上にのぼる。
こうしてラインナップに加わったパートナー企業の商品に、藤井さん、田口さんは太鼓判を押す。
宮城・気仙沼の阿部長商店は「港町のととバーグ」などの商品があり、確かな目を持つ魚種別の仕入れ担当社員が、毎朝、三陸沿岸の魚市場に出向いて鮮度を確認。 全国の水揚げ状況から見極め、現場感覚を生かして鮮魚を直接買い付けた魚を自社工場で加工しておいしさを引き出している。

阿部長商店は魚市場で鮮度を確認して買い付けている
また、長崎・五島列島にある、ごと株式会社では、名産の“五島ごと芋”をスープにした「おはようのスープ(芋ポタージュ)」を通して、おいしさを伝えている。

五島列島『ごと株式会社』の製造スタッフのみなさん
300人へのインタビューで明らかになった食事の悩み
カルビーと言えばスナック菓子やグラノーラの印象が強いが、なぜ、宅配食を始めたのだろうか。
藤井さんはこう話す。
「創業者の松尾孝は、第二次世界大戦中、当時廃棄されていた米ぬかから胚芽を抽出し、さつまいもや野草を混ぜて団子として販売しました。
食糧難の時代に、健康食品として多くの人々に喜ばれたといいます。
『カルシウム』と『ビタミンB1』からなる社名の由来からも分かるように、カルビー
は創業以来ずっと食と健康に向き合い続けてきた企業なのです」

カルビー創業者 松尾孝さん(右)
そうした原点を持つカルビーから、現代人の食の悩みを解決するために生まれたのがOMA MESIだという。
立ち上げる際、藤井さんは生活者約300人にインタビューを行い、食事に関する悩みをヒアリングした。
その結果「1人分の食事をつくるのが億劫」「料理をしても食材を余らせてしまう」「毎回同じメニューになって飽きてしまう」など、主に一人暮らしの人たちの食事の課題が浮かび上がったそうだ。
常温保存にこだわっているのも、「お弁当用の冷凍食品や離乳食、ふるさと納税の返礼品などで、冷凍庫に余裕がない」という、インタビューで分かったユーザーの声を取り入れたためだ。
地道にユーザーに寄り添った結果、ローンチ後の評判も上々だという。

カルビー株式会社
グループ戦略統括本部 食と健康事業推進部 事業推進課
田口夏菜さん
家族の食卓へのプラス一品、離れて暮らす子どもや両親への贈り物、もしもの時へ備えるストックとしてなど、想定していたシーン以外にも様々な声が届いていると、田口さんはうれしそうに語ってくれた。
「OMA MESIの隠れたコンセプトは“日常の非常食”。忙しかったり、ご飯を作る元気がなかったり、みなさんのちょっとした“ご飯のピンチ”を助けてくれる“お守り”のような存在であってほしい。ネーミングにもそんな願いを込めました」
今春から順次新商品が追加
今春から、新しい商品が順次ラインナップに加わっていく予定だという。
「肉じゃがや鶏もも大根、麻婆豆腐など、リクエストが多かったお腹にたまるおかず系が増えます。野菜ごろごろのリゾットやカレーも追加されますのでお楽しみに!」と田口さん。
疲れてご飯を作る元気が出ない時も、いつものメニューにもう一品欲しいときも、OMA MESIがあれば、これまでよりちょっと豊かな食生活が叶いそうだ。

OMA MESI(おまめし):
記事公開日:2024年3月21日


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